でい‐ど【泥土】
〘名〙 (「でいと」とも) 水に溶けた
粒子の細かい土。どろつち。どろ。
ひじりこ。また、ね
うちのないもの、けがれた
境遇のたとえ。
※
霊異記(810‐824)下「
慳心(けんしん)多き者は、是の泥土と雖も、
金玉よりも重みし」
どろ‐つち【泥土】
〘名〙 どろ。でいど。
※
四河入海(17C前)二〇「とろつちの中を踏で春衫に
泥塗を濺
(そそい)で行は」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「泥土」の意味・読み・例文・類語
でい‐ど【泥土】
水がまじって、どろどろになった土。どろ。どろつち。また、つまらないもの、けがれたもののたとえ。「豪雨で畑地が泥土と化す」
「身を―に委ねようとするのではない」〈鴎外・青年〉
ういじ〔うひぢ〕【泥=土】
《「うきひじ(浮泥)」の音変化か》どろ。
「道路亦―あり」〈仁徳紀〉
どろ‐つち【泥土】
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普及版 字通
「泥土」の読み・字形・画数・意味
【泥土】でいど
泥。唐・白居易〔長恨歌〕詩 馬嵬(ばくわい)の坡下、泥土の中(うち) 玉顏を見ず、しく死せし處字通「泥」の項目を見る。
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