泥古(読み)でいこ

精選版 日本国語大辞典 「泥古」の意味・読み・例文・類語

でい‐こ【泥古】

〘名〙 昔のことに執着すること。また、まわりくどく変通自在でないこと。
百学連環(1870‐71頃)〈西周総論漢儒卓絶に至らざるは泥古の二字にあり。それゆゑその頂上一鍼するときは必らず開化に及び」 〔宋史‐劉几伝〕

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普及版 字通 「泥古」の読み・字形・画数・意味

【泥古】でいこ

古になずむ。明・方孝孺〔蜀府に上(たてまつ)る箋啓十七首、箋、三〕學を語りては、則ち古(いにしへ)に泥(なづ)みてぜず、才を語りては、則ち一を執りて取る無し。擧止疎野(そや)にして、言辭(とうう)なり。

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