泣騒・鳴騒(読み)なきさわぐ

精選版 日本国語大辞典 「泣騒・鳴騒」の意味・読み・例文・類語

なき‐さわ・ぐ【泣騒・鳴騒】

〘自ガ五(四)〙 (古くは「なきさわく」)
① (泣騒) さわがしく泣く。はげしく泣いてさわぐ。
大和(947‐957頃)一六五「弱くなりにたりとていといたくなきさはきて」
② (鳴騒) 虫、鳥、獣などがさわがしく鳴く。
※尋常小学読本(1887)〈文部省〉五「ある日作太郎は、牝鶏が、巣を見下しながら、頻に鳴き噪ぐを聞き」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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