泣罵・鳴罵(読み)なきののしる

精選版 日本国語大辞典 「泣罵・鳴罵」の意味・読み・例文・類語

なき‐ののし・る【泣罵・鳴罵】

〘自ラ四〙
① (泣罵) 大声で泣く。泣きわめく。
※竹取(9C末‐10C初)「我れこそ死なめとて、なきののしる事、いとたへがたげ也」
② (鳴罵) 鳥や獣などが騒がしく鳴く。
更級日記(1059頃)「猫を北面にのみあらせて呼ばねば、かしがましくなきののしれども」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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