泣所(読み)なきどころ

精選版 日本国語大辞典 「泣所」の意味・読み・例文・類語

なき‐どころ【泣所】

〘名〙
ひとの涙をさそうような悲しい場面・箇所。
② ちょっと打たれても痛くてたまらないからだの部分。→弁慶(べんけい)の泣き所
③ 人や物事弱点急所弱み
セルロイドの塔(1959)〈三浦朱門〉二「博士の対人法は〈略〉人間の泣き所をおさえていると岡田は感心した」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「泣所」の意味・読み・例文・類語

なき‐どころ【泣(き)所】

打たれると泣くほど痛く感じる部分。また、急所。「弁慶泣き所
弱み。弱点。「相手チームの泣き所をつく」
[類語]弱点ウイークポイント弱み短所難点欠陥くせ遜色欠点盲点瑕疵かし瑕瑾かきんあら負い目引け目付け目デメリットハンディキャップ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android