波斯匿(読み)はしのく

精選版 日本国語大辞典 「波斯匿」の意味・読み・例文・類語

はしのく【波斯匿】

(Prasenajit の音訳) 紀元前五〇〇年頃の中インドの舎衛国王。釈尊に帰依し、仏教を保護した。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の波斯匿の言及

【シュラーバスティー】より

…郊外には1863年にカニンガムによって発掘されたスダッタ(須達)長者の寄進した有名なジェータ太子の園林(祇園精舎)がある。当時のプラセーナジット(波斯匿(はしのく))王は,初めバラモン教の信奉者であったが,後に妃の勧めで釈迦に帰依している。【三友 量順】。…

【プラセーナジット】より

…生没年不詳。パーリ語でパセーナディPasenadi,漢訳仏典では波斯匿(はしのく)とする。都のシュラーバスティー(舎衛城)にあって隣国カーシーも領有し,ガンガー(ガンジス)川中流域の北岸に君臨した。…

※「波斯匿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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