波多野秋子(読み)はたのあきこ

世界大百科事典(旧版)内の波多野秋子の言及

【有島武郎】より

…以後創作力が衰え,長編《星座》(1922)も中絶するが,ロシア革命後の歴史状況にあって有産階級の知識人がいかに生きるかを真摯(しんし)に苦悩した〈宣言一つ〉を22年に発表し,また,その年に北海道の有島農場を解放したりして話題を呼んだ。23年人妻波多野秋子と軽井沢で情死。階級的矛盾を正視し,婦人解放にも目を向けた良心的知識人として,また本格的リアリズムの長編《或る女》の作者として大正文学史上重要な位置を占める。…

※「波多野秋子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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