法華涅槃時(読み)ほっけねはんじ

精選版 日本国語大辞典 「法華涅槃時」の意味・読み・例文・類語

ほっけ‐ねはんじ【法華涅槃時】

〘名〙 仏語天台宗教判で説く五時の第五。釈迦生涯最後の八年間をさし、法華経涅槃経説法された時期
仮名草子・あだ物語(1640)下「五時とは華厳時、鹿苑時、方等時、般若時、法華涅槃時なり」 〔大蔵法数‐二六〕

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デジタル大辞泉 「法華涅槃時」の意味・読み・例文・類語

ほっけ‐ねはんじ【法華××槃時】

天台宗で説く五時ごじの第五。釈迦の説法を生涯にわたって五つに分けたうちの最後の時。般若はんにゃ開説から入寂に至る8年間をさし、法華経と、入滅に際し涅槃ねはん経を説いた時期。

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