法縁(読み)ほうえん

精選版 日本国語大辞典 「法縁」の意味・読み・例文・類語

ほう‐えん ホフ‥【法縁】

〘名〙 仏語
仏法に会う縁。仏縁
※妙好人伝(1842‐52)初「法縁(ホフエン)を慕ふこと飢て食をのぞみ渇して水を思ふがごとし」 〔南本涅槃経‐一四
② 法を縁とする慈悲
※坂東本教行信証(1224)五「慈悲有三縁、一者衆生縁是小悲、二者法縁是中悲、三者无縁是大悲」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「法縁」の意味・読み・例文・類語

ほう‐えん〔ホフ‐〕【法縁】

仏法に会う縁。仏縁。
法を縁とする慈悲。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「法縁」の解説

法縁 ほうえん

909-981 平安時代中期の僧。
延喜(えんぎ)9年生まれ。大和(奈良県)東大寺東南院で延敒(えんじょう)に三論を,観理真言をまなぶ。天禄(てんろく)2年東大寺別当,天元元年京都醍醐寺(だいごじ)座主(ざす)となる。4年律師。天元4年10月死去。73歳。山城(京都府)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

普及版 字通 「法縁」の読み・字形・画数・意味

【法縁】ほうえん

仏縁。

字通「法」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android