精選版 日本国語大辞典 「治定」の意味・読み・例文・類語
じ‐じょう ヂヂャウ【治定】
[1] 〘名〙
① (━する) 物事にきまりがつくこと。落着すること。また、そうすることに決めること。
※名語記(1275)三「私の建立は治定しがたきもの也」
② (形動) 確かであること。また、そのさま。確定。必定(ひつじょう)。
※浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)三「我を恨(うらみ)んは治定(ジヂャウ)なり」
※俳諧・をだまき(元祿四年本)(1691)治定のか「治定のか 花のはか若衆さかりもしばしにて」
[2] 〘副〙 必ず。きまって。きっと。
※太平記(14C後)一〇「今日の戦には治定(ヂヂャウ)勝べき謂れ候」
ち‐じょう ‥ヂャウ【治定】
〘名〙 ⇒じじょう(治定)
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