油油(読み)ゆうゆう

精選版 日本国語大辞典 「油油」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐ゆう イウイウ【油油】

〘形動タリ〙
① 油が光るように、つやつやと美しいさま。
黄葉夕陽邨舎詩遺稿(1832)七・病中即事二首「均霑及私処、禾黍正油油」 〔史記‐宋微子世家〕
② 水が静かに流れるさま。
本朝麗藻(1010か)上・雨為水上糸〈菅原宣義〉「賓初日雨油々、細脚如糸水上浮」 〔楚辞‐九歎・惜賢〕

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普及版 字通 「油油」の読み・字形・画数・意味

【油油】ゆうゆう(いういう)

盛んなさま。つやあるさま。〔史記、宋微子世家〕麥秀(ひい)でて漸漸(ぜんぜん)たり 禾黍(くわしよ)油油たり 彼の狡(かうどう)(紂をさす)や 我と好からざりき

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