河浦町(読み)かわうらまち

日本歴史地名大系 「河浦町」の解説

河浦町
かわうらまち

面積:一一九・六二平方キロ

しも島の中部から南部にかけて立地し、北東は本渡ほんど市・新和しんわ町、北西は天草町、南は牛深うしぶか市に接し、東に八代海が広がる。西の天草灘から入込んだ羊角ようかく(河内浦湾)崎津さきつの天主堂を背景に静かな入江をなす。一本釣の漁場として知られ、真珠の養殖も盛んである。町域北部から西部にかけては丘陵地帯で、耕地は内陸部の緩傾斜地と平坦地に開けている。気候は天草のなかでは内陸性の特色をもち、冬期の降雪量も比較的多い。本渡市と牛深市を結ぶ国道二六六号が縦断し、町域の南部を国道三八九号が通って苓北れいほく町間を結んでいる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報