河村 順子(読み)カワムラ ジュンコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「河村 順子」の解説

河村 順子
カワムラ ジュンコ


職業
童謡歌手 声楽家

専門
音楽教育,音楽療法

肩書
千葉敬愛短期大学名誉教授

生年月日
大正14年 8月29日

出生地
東京市 小石川区久堅町(東京都文京区)

学歴
武蔵野音楽学校声楽科〔昭和25年〕卒

経歴
童謡作曲家・河村光陽長女。童謡歌手として活躍し、昭和11年父が作曲した「うれしいひなまつり」がヒット。平成元年には童謡独唱最長期間保持者としてギネスブック・ジャパンに登録され、16年大衆音楽の発展に貢献した音楽家を顕彰する大衆音楽の殿堂入りを果たした。この間、昭和21年父の急死で少女合唱団小鳩会を引き継ぎ、大学卒業後はスクール・コンサート、オペラカルメン」、NHK「子供の時間」などに出演。38年ザルツブルク・オルフ研究所(オーストリア)へ留学、音楽の新しい技法や精神を学び、41年中村学園大学助教授、教授、千葉敬愛短期大学教授を歴任。平成8年名誉教授。昭和60年から国際交流基金の外国人日本語教師を対象とした童謡・唱歌による日本語講座も担当した。著書に「乳幼児の音楽1000曲集」、アルバムに「河村順子・童謡の歩みその1・その2」、CDに「懐かしの童謡歌手」「松谷みよこ・あかちゃんの歌」などがある。

受賞
日本童謡賞(特別賞 第15回)〔昭和60年〕

没年月日
平成19年 (2007年)

家族
父=河村 光陽(童謡作曲家)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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