河合町(読み)かわいちよう

日本歴史地名大系 「河合町」の解説

河合町
かわいちよう

面積:八・三平方キロ

北葛城郡北東部に位置する。馬見うまみ丘陵北半部の丘陵地から奈良盆地の諸川が合流する低湿地にかけての水田農業地帯で、米作や苺・葡萄などの果樹栽培が盛んである。東は曾我川を隔てて磯城しき郡川西町・三宅町と接し、南は馬見丘陵から平地部へ連なる稜線で広陵町と境する。西は同丘陵の南北に延びる稜線と葛下かつげ川で上牧かんまき・王寺両町と接する。北は西流する大和川で生駒郡斑鳩いかるが町・安堵あんど村と境する。

集落は、東部の曾我川沿岸の低地部以外は、いずれも丘尾の上に立地する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「河合町」の意味・わかりやすい解説

河合〔町〕
かわい

奈良県西部,奈良盆地西部にある町。 1971年町制。西部は馬見丘陵の一部で,史跡乙女山古墳大塚山古墳群ナガレ山古墳佐味田宝塚古墳がある。米作のほか果樹を栽培。 69年西名阪道路が開通,70年前後から南西に接する上牧町にまたがる大規模な住宅団地が建設され,人口が急増した。近畿日本鉄道田原本線が通り,西名阪自動車道の法隆寺インターチェンジがある。面積 8.23km2。人口 1万7018(2020)。

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