河内(町)(読み)かわち

日本大百科全書(ニッポニカ) 「河内(町)」の意味・わかりやすい解説

河内(町)
かわち

茨城県南部、稲敷郡(いなしきぐん)にある町。利根川(とねがわ)沿いに東西19.2キロメートル、南北2.8キロメートルの細長い町で、低湿氾濫原(はんらんげん)と農村集落からなる。1996年(平成8)町制施行。国道408号が走り、長豊(ながとよ)橋経由で千葉県成田市に通じる。室町時代中ごろには集落が形成され、江戸時代以降耕作地として開け、天領旗本領となった。耕地面積のほとんどは水田で米の単作地帯。第二次世界大戦後に堤防利用の酪農が発達し、利根川下流域に広がった。面積44.30平方キロメートル、人口8231(2020)。

[櫻井明俊]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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