沢東村・沢西村(読み)さわひがしむら・さわにしむら

日本歴史地名大系 「沢東村・沢西村」の解説

沢東村・沢西村
さわひがしむら・さわにしむら

[現在地名]奈義町豊沢とよさわ

久常ひさつね村の西に位置し、南は広岡ひろおか村。正保郷帳に沢村とみえ、天保郷帳では沢東村・沢西村。分村時期は不詳だが、寛政四年(一七九二)の美作国中領地分では二村が記される。正保郷帳では田二五四石余・畑五三石。元禄一〇年(一六九七)の美作国郡村高辻帳では改出高六七石余・開高二二石余、村位は上。美作国郡村高并戸数里程事(武家聞伝記)によれば、延宝(一六七三―八一)頃と考えられる戸数四三、延宝四年からは津山藩主の弟森長俊領。元禄二年の鉄砲改帳(弓斎叢書)では猟師鉄砲二。森氏断絶後の領主の変遷は荒内西あらうちにし村などと同様。「東作誌」によると東分は高二三九石余・毛付高一八六石余、西分は高一五九石余・毛付高一四〇石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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