沢内通(読み)さわうちどおり

日本歴史地名大系 「沢内通」の解説

沢内通
さわうちどおり

盛岡藩の地方行政組織三三通の一つ。東は寺林てらばやし通・黒沢尻くろさわじり通・鬼柳おにやなぎ通、北は雫石しずくいし通、西は秋田藩領、南は仙台藩領。設置年代は不明だが、「雫石歳代日記」では沢内通代官が、栗谷川くりやがわ向中野むかいなかの・雫石の三ヵ通代官兼務の大代官として発令されたのは万治元年(一六五八)で、寛文九年(一六六九)には沢内・雫石兼務代官が任命されている。同一二年城半左衛門・本宿弥兵衛が沢内通の初代専任代官となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android