沙喝(読み)しゃかつ

精選版 日本国語大辞典 「沙喝」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐かつ【沙喝】

〘名〙 仏語禅家で、剃髪して沙彌となり、喝食(かっしき)の服を着ている童のこと。食堂(じきどう)大衆食事案内をする者。沙彌喝食(しゃみかっしき)
空華日用工夫略集‐応安四年(1371)一二月一三日「勾下春屋小師度弟僧沙喝共二百三十余人名字」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「沙喝」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐かつ【沙喝】

沙弥喝食しゃみかっしき」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android