沖美町(読み)おきみちよう

日本歴史地名大系 「沖美町」の解説

沖美町
おきみちよう

面積:二七・五九平方キロ

能美のうみ島の西北部と大黒神おおくろかみ島・小黒神島・大奈佐美おおなさび島・の島(小奈佐美島)安渡あんど島の大小五つの島からなる。東は宇根うね(野登呂山、五四二メートル)尾根を境に能美町に接し、三方瀬戸内海に面する。町域の大半を標高一〇〇―五〇〇メートルの山地が占め、沿岸部の小平地と山裾緩斜面に集落が展開する。北の三高みたか港を海の玄関口として、広島方面へはフェリーや高速艇で結ばれる。主要産業は柑橘・蔬菜・花木栽培を中心とする農業のほかに、牡蠣養殖・鰯漁を中心とする漁業があり、近年は海岸埋立地に金属工業団地を誘致し造船関連企業が進出。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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