沖乗(読み)おきのり

精選版 日本国語大辞典 「沖乗」の意味・読み・例文・類語

おき‐のり【沖乗】

〘名〙
① 目標のない沖合いを推測航法天文航法により航海すること。江戸時代の航海が陸上の山などを目標としながらの地回り(地乗り)を常用したのに対していうもの。〔長器論(1801)〕
材木を川下げするとき、川岸や淵の懸り木を小桴(こいかだ)に乗って取り払う仕事に従事する者。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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