沓脱(読み)くつぬぎ

世界大百科事典(旧版)内の沓脱の言及

【住居】より

…住宅の周囲には築垣(ついじ)を設けて外部と遮断し,出入口として四脚門または棟門を設ける()。建物の入口は主として門に面して建てられた中門の側面に取り付けた廊(中門廊)の端の沓脱(くつぬぎ)が使われた。(c)1043年(長久4)から1166年(仁安1)まで藤原氏の邸宅として使われた東三条殿の寝殿は,6間×2間の身舎の四周に庇をまわし,北側にはさらに孫庇が設けられていた。…

※「沓脱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」