江永古窯跡(読み)えながこようせき

日本歴史地名大系 「江永古窯跡」の解説

江永古窯跡
えながこようせき

[現在地名]佐世保市江永町

三川内みかわち地区にある江戸時代の陶磁器窯跡。平戸領内三皿山の一つ。昭和四九年(一九七四)に発掘調査。階段状の連房式登窯で、新しいほうからA窯―B窯―C窯の順に重複する。A窯は焼成室の平均が七×五メートルで、一〇段を有する全長五〇メートルの規模。製品は多くは磁膚がくすんだ半磁器風の粗製日用品で、わずかに白磁がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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