江戸万古(読み)えどばんこ

精選版 日本国語大辞典 「江戸万古」の意味・読み・例文・類語

えど‐ばんこ【江戸万古】

〘名〙 万古焼一種伊勢国三重県桑名で万古焼を始めた沼波五左衛門弄山が、江戸小梅にあった別邸で、宝暦一七五一‐六四)頃始めたもの。安永天明一七七二‐八九)頃に栄え、独特の赤絵で知られている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の江戸万古の言及

【万古焼】より

…その製品は御庭焼の範囲を超えて江戸でも売り出され人気を博した。そのため江戸の向島小梅に支窯を設け,これを江戸万古と呼ぶ。弄山が没したのち,数十年窯は存続したようだが,文化年間(1804‐18)までにいったん廃されていたと推測される。…

※「江戸万古」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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