江島(宮城県)(読み)えのしま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「江島(宮城県)」の意味・わかりやすい解説

江島(宮城県)
えのしま

宮城県北部、女川湾(おながわわん)東方にある島。江ノ島とも記す。牡鹿(おしか)郡女川町に属し、女川港より約15キロメートル、定期船が通じる。二股(ふたまた)島、平島、恋の島、足島、笠貝(かさがい)島などと江島列島を形成する。藩政時代には仙台藩の重罪犯流刑の地であった。人口は101人(2009)で漁業を営む。足島や荒藪小島(あらやぶこじま)はウミネコウトウの繁殖地として国の天然記念物に指定されている。また、江島法印神楽(かぐら)は県指定無形民俗文化財。

[青柳光太郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android