江之子島東之町(読み)えのこじまひがしのちよう

日本歴史地名大系 「江之子島東之町」の解説

江之子島東之町
えのこじまひがしのちよう

[現在地名]西区江之子島えのこじま一―二丁目・立売堀いたちぼり六丁目

木津きづ川の三角洲江之子島の東半分を占める南北に細長い町。東は百間堀ひやつけんぼり川に沿い、北部はもと土佐堀とさぼり川河口に面していたが、安永八年(一七七九)に新築地ができて崎吉さきよし町となった。南部は百間堀川・立売堀川・木津川の合流点に面する。江之子島は北端は土佐堀川河口、南端は立売堀川河口近くまであった。名称について、「難波江小島」とよばれていたものから難波を省略したとする説があり(摂津名所図会大成)、また古来犬子いぬこ島と称されていたものが転訛したとする説、その形状から「へのこ島」とよばれたとする説があるという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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