永訣(読み)えいけつ

精選版 日本国語大辞典 「永訣」の意味・読み・例文・類語

えい‐けつ【永訣】

〘名〙 永久に別れること。ながの別れ。普通、死別することにいう。永別
※随得集(1388頃)悼顔胤二兄韻「同是英材子。永訣尤堪悲」
花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉五九「今妾君に一言して永訣を潔くせん」 〔潘岳‐楊仲武誄〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「永訣」の意味・読み・例文・類語

えい‐けつ【永×訣】

[名](スル)永遠に別れること。また、死別すること。永別。「若くして夫と永訣した」
[類語]死別永別永の別れ死に別れる別れる離れる生き別れる生別別離離別

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「永訣」の読み・字形・画数・意味

【永訣】えいけつ

永くわかれる。死別。梁・江淹〔別れの賦〕賦に凌雲のり、辯に雕の聲るも、誰か能く暫離の(も)し、 永訣のを寫すあらんや。

字通「永」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android