永永(読み)えいえい

精選版 日本国語大辞典 「永永」の意味・読み・例文・類語

えい‐えい【永永】

〘副〙
① いつまでも。永久に。
※浄業和讚(995‐1335)中「祇園精舎の蟻(あり)もまた、未来永永つくしけり」
※ぎやどぺかどる(1599)上「不退永永の事に対して一期は死すべき望みにたへかね」 〔史記‐孝文帝本紀〕
永年にわたって。ながながと。
※本朝文粋(1060頃)七・返送貞観政要〈大江匡衡〉「周置採詩官。八百之祚永永」 〔韓愈‐潮州刺史謝上表〕

よう‐よう ヤウヤウ【永永】

〘副〙 (「よう」は「永」の呉音) いつまでも。永久に。えいえい。→未来永永
※コンテムツスムンヂ(捨世録)(1596)三「ヲンヨロコバセ テ ニテ マシマス Spiritu Sancto モニ フタイ yǒyǒ(ヤウヤウ)、ヲンミヲ タットミ タテマツル ナリ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「永永」の意味・読み・例文・類語

えい‐えい【永永】

[副]
長い年月にわたるさま。「永永二百余年の間」
いつまでも。とこしえに。
未来憂き目を見せん、思ひ知れ」〈浄・女夫池
[類語]綿綿縷縷続続延延長長脈脈

よう‐よう〔ヤウヤウ〕【永】

[副]とこしえに。永久に。えいえい。
「未来―有りがたき御事なり」〈曽我一一

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