氷釈(読み)ひょうしゃく

精選版 日本国語大辞典 「氷釈」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐しゃく【氷釈】

〘名〙 氷のようにとけること。氷がとけるように消え失せること。特に、氷がとけてなくなるように疑問障害がすっかりなくなること。氷解
空華集(1359‐68頃)一三・四絶詩集叙「不西游恨者、洒然氷釈、不復遺矣」
※漁村文話(1852)古文誤字「これにて、従前の疑、渙然として氷釈せり」 〔漢書‐中山靖王伝〕

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デジタル大辞泉 「氷釈」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐しゃく【氷釈】

[名](スル)氷がとけるように消えうせること。氷解。

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普及版 字通 「氷釈」の読み・字形・画数・意味

【氷釈】ひようしやく

氷がとける。あとかたもなくなる。〔老子十五〕儼として其れ客(神)の(ごと)く、渙(くわん)として冰の將(まさ)に釋(と)けんとするがし。

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