氷漬(読み)こおりづけ

精選版 日本国語大辞典 「氷漬」の意味・読み・例文・類語

こおり‐づけ こほり‥【氷漬】

〘名〙
① その物のまわりが氷でかためられること。また、そのもの。非常に冷たくなっていることのたとえにもいう。
温泉宿(1929‐30)〈川端康成〉冬来り「氷漬けの赤唐辛みたいね」
② (比喩的に) 不幸な状態や厳しい状態の中で動けないことをいう。
※オールド・ノース・ブリッジ一片(1968)〈島尾敏雄〉「彼女の現在は不幸に氷漬けにされているにちがいないというあとさきの結びつかぬ考えが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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