氷川烈(読み)ひかわれつ

世界大百科事典(旧版)内の氷川烈の言及

【杉山平助】より

…7歳で上京し,慶応幼稚舎に入り,大学にまで進むが,肺結核にかかり中退して療養生活を送る。生田長江に師事して小説を書くが成功せず,その後,《文芸春秋》に匿名批評を,《朝日新聞》〈豆戦艦〉欄に氷川烈の筆名で雑誌評を書くにいたり,ジャーナリズムの注目を集めた。その庶民的立場からの辛辣(しんらつ)な筆鋒と文学にとどまらず政治,社会,風俗批評にも及ぶ視野の広さは,十五年戦争初期の固く口を閉ざしたジャーナリズム界にあって貴重な存在であった。…

※「氷川烈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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