水酸化酵素(読み)スイサンカコウソ

化学辞典 第2版 「水酸化酵素」の解説

水酸化酵素
スイサンカコウソ
hydroxylase

有機化合物のC-H結合にO原子を導入し,C-OH結合にする酵素.見掛け上,ヒドロキシ基となるので水酸化酵素とよばれるが,実際には酸素を付加する酵素.たとえば,EC 1.14.13.72のmethylsterol hydroxylaseはmethylsterol monooxygenaseのことである(後者が推奨名).[CAS 9046-59-7]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「水酸化酵素」の解説

水酸化酵素

 オキシゲナーゼ一種で,分子状の酸素を化合物と結合させて水酸化物にする反応を触媒する酵素.例えばフェニルアラニン4-モノオキシゲナーゼなど.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android