水薬(読み)みずぐすり

精選版 日本国語大辞典 「水薬」の意味・読み・例文・類語

みず‐ぐすり みづ‥【水薬】

〘名〙 水にとかした薬。また、液状の飲み薬。すいやく。
西洋道中膝栗毛(1874‐76)〈総生寛〉一五「何でも薬は西洋の水薬(ミヅグスリ)で無くッちゃアいけねいと」

すい‐やく【水薬】

〘名〙 水に溶解あるいは混和した液状の薬剤。みずぐすり。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二「ぢゃ兎も角も頓服と水薬を上げますから」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「水薬」の意味・読み・例文・類語

すい‐やく【水薬】

薬物を水に溶かした薬剤。一般には液状の飲みぐすりをさす。みずぐすり。

みず‐ぐすり〔みづ‐〕【水薬】

液状の飲み薬。医薬品を水に溶かして製したもの。すいやく。

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