水平対向エンジンEA52 (スバル1000等搭載)

日本の自動車技術240選 の解説

水平対向エンジンEA52 (スバル1000等搭載)

水平対向特有の縦置きFFレイアウトを生かし、我が国初の本格的小型FF乗用車用エンジンとして開発され、水平対向方式の軽量、コンパクト低振動という特徴をフルに発揮した技術は出色のものである。保管場所富士重工業株式会社東京事業所総務課大会議室 (〒181-8577 東京都三鷹市大沢3-9-6)
製作(製造)年1966
製作者(社)富士重工業株式会社
資料の種類量産車
現状展示(静態)・非公開
型式EA52
種類ガソリン
会社名富士重工業株式会社
実物所在富士重工業東京事業所
搭載車種スバル1000
製作開始年1966
シリンダ配列・数水平対向・4
サイクル/冷却方式4/水冷
弁型式/数OHV(1/1)
燃焼室バスタブ
総排気量977cc
内径×行程72×60 mm
圧縮比9.0
質量(重量)76kg(乾燥)
最高出力55/6000 (PS/rpm)
最大トルク7.8/3200kgm/rpm
燃料消費率215g/PS-h
エピソード・話題性日本発の小型FF乗用車用エンジン
特徴・水冷、水平対向シリンダレイアウトを採用し、全長全高短縮、かつアルミニウム合金を各部に使用し軽量化を図った。・防錆効果の高いロングライフクーラントを新たに開発して、密封式冷却回路としてメインテナンスを容易にした。
参考文献内燃機関 Vol.5、No.50、1966.8

出典 社団法人自動車技術会日本の自動車技術240選について 情報

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