水前寺もやし(読み)すいぜんじもやし

事典 日本の地域ブランド・名産品 「水前寺もやし」の解説

水前寺もやし[豆類]
すいぜんじもやし

九州・沖縄地方、熊本県地域ブランド
主に熊本水前寺地区で生産されている。古くから栽培され、江戸時代にはすでに名産品として地誌に記録されている。冬季でも温かい江津湖湧水を利用し、大豆を大型のもやしとして生育したもの。正月雑煮用であり、大晦日までの1週間弱のみ店頭に並ぶ。くまもとふるさと伝統野菜。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「水前寺もやし」の解説

水前寺もやし

熊本県熊本市で生産されるモヤシ。茎は純白で、子葉は黄色。一般のもやしの4~5倍ほどの35cm前後で収穫する。シャキシャキとして歯ざわりがよい。江戸時代から栽培されており、太く長い形状から長寿を願う縁起物として、正月の雑煮などに用いられる。熊本市により「ひご野菜」に認定されている。

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事典 日本の地域遺産 「水前寺もやし」の解説

水前寺もやし

(熊本県熊本市)
熊本水遺産指定の地域遺産。
藩政時代からの名産品として知られ、伝統農法で栽培されている

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