気色立つ(読み)ケシキダツ

デジタル大辞泉 「気色立つ」の意味・読み・例文・類語

けしき‐だ・つ【気色立つ】

[動タ五(四)]
物音話し声がして活気づく。
「むこうで人々の―・つのが聞こえた」〈志賀和解
それらしいようすが現れる。きざしが見える。
「初時雨いつしかと―・つに」〈賢木
気持ちが態度に現れる。
「心恥づかしうおぼさるれば、―・ち給ふ事なし」〈明石
気どる。もったいぶる。
「―・ち笑ふほどもさすがにをかし」〈大鏡・序〉

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