気味悪(読み)きみわるい

精選版 日本国語大辞典 「気味悪」の意味・読み・例文・類語

きみ‐わる・い【気味悪】

〘形口〙 きみわる・し 〘形ク〙
物事に不快や不安を感じさせるものがあって、気持が悪い。不愉快である。きびわるい。きみわろい。
浄瑠璃生玉心中(1715か)上「跡のぞいて見たれば、気味わるそうに、見世の手水鉢(てうづばち)で頬を洗ふてけつかった」
② なんとなく恐ろしい。きびわるい。きみわろい。
人情本・春色恵の花(1836)初「『わるくすると幽霊なんぞが出たがるものだから、まことにモウそれが否さね』とさも気味わるそうにいふ」
きみわる‐が・る
〘他ラ五(四)〙
きみわる‐げ
〘形動〙
きみわる‐さ
〘名〙

きび‐わる・い【気味悪】

〘形口〙 (「きびわりい」とも) =きみわるい(気味悪)
滑稽本浮世風呂(1809‐13)前「臨終しねへときゃア気味悪(キビイワリ)いと」
きびわる‐げ
〘形動〙
きびわる‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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