精選版 日本国語大辞典 「気上」の意味・読み・例文・類語
け‐あが・る【気上】
※九暦‐逸文・天慶二年(939)三月二三日「少納言俊房・気上不レ知二東西一云々」
け‐のぼ・る【気上】
〘自ラ四〙 頭部や顔がのぼせる。上気する。逆上する。けあがる。
※河内本源氏(1001‐14頃)若菜下「『つつまし』と、物を思ひつるに、けのほりぬるにや、いとさいふばかり臆すべき心弱さとはおぼえぬを」
き‐あがり【気上】
〘名〙 のぼせること。逆上。上気。〔文明本節用集(室町中)〕
※咄本・初音草噺大鑑(1698)二「『猿にこのみをみせたやうにござる』『いかにも時々気あがりがする物じゃ』」
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