気丈(読み)きじょう

精選版 日本国語大辞典 「気丈」の意味・読み・例文・類語

き‐じょう ‥ヂャウ【気丈】

〘名〙 (形動)
① 心がしっかりしていること。気の強いこと。また、そのさま。気丈夫(きじょうぶ)
浄瑠璃生玉心中(1715か)中「身共はとしより気じゃうにて、病といふ事しらね共」
※彼岸過迄(1912)〈夏目漱石停留所「少し心に余裕が出来るに連れて、腹の中が段々気丈(キヂャウ)になって来た」
相場がしっかりしていること。〔現代用語辞典(1925)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「気丈」の意味・読み・例文・類語

き‐じょう〔‐ヂヤウ〕【気丈】

[名・形動]心がしっかりしていること。気持ちをしっかりと保つさま。気丈夫。「気丈な人」「悲しみをこらえ気丈に振る舞う」
[類語]強い気強い気丈夫気骨気概骨っ節反骨確り心丈夫闘魂覇気闘志胆力度胸糞度胸士気根性負けじ魂負けん気利かん気勝ち気強気向こう意気鼻っ柱鼻っぱし負けず嫌いファイトガッツたくましい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android