気が触れる(読み)きがふれる

精選版 日本国語大辞典 「気が触れる」の意味・読み・例文・類語

き【気】 が 触(ふ)れる

精神状態が普通でなくなる。
咄本・軽口へそ順礼(1746)五「とかくぶらぶらわづらひ、きのふれたるやまひにて、くすりをきらひ」
② 心が動く。気の迷いが起こる。
※浄瑠璃・冥途飛脚(1711頃)中「さもしい金に気がふれたみせ女郎のあさましさ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「気が触れる」の意味・読み・例文・類語

・れる

正気でなくなる。気が狂う。
心が動く。
「さもしい金に―・れた見世みせ女郎のあさましさと」〈浄・冥途の飛脚
[類語]きちがい狂乱狂気乱心奇人変人変物変わり者変わり種難物怪人変質者狂人左巻き狂う発狂瘋癲ふうてんふれる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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