日本大百科全書(ニッポニカ) 「民報(夕刊紙)」の意味・わかりやすい解説 民報(夕刊紙)みんぽう 夕刊紙。日本敗戦直後の1945年(昭和20)11月30日(12月1日付け)、松本重治(しげはる)、長島又男、栗林農夫(くりばやしたみお)ら旧同盟通信社員が中心になって創刊した。民主主義革命をうたった小型(タブロイド半載)で特異な新聞だった。47年8月1日『東京民報』と改題、民主統一戦線を叫ぶ政治新聞から一般大衆新聞に切り替えたが、部数減もあって経営は苦しく、満3年目の48年11月30日号で廃刊した。[春原昭彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例