毛詩（読み）もうし

精選版 日本国語大辞典

もうし【毛詩】

「詩経」の異称。漢の毛亨が伝えた書であるところからいう。

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

もうし【毛詩】

《毛亨もうこう・毛萇もうちょうが伝を付したものだけが残っているところから》詩経しきょうの異称。

出典　小学館

改訂新版　世界大百科事典

毛詩 (もうし)
Máo shī

→詩経

出典　株式会社平凡社「改訂新版　世界大百科事典」

普及版 字通

【毛詩】もうし

詩経、斉・魯・韓の三家の詩に対していう。

字通「毛」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」

百科事典マイペディア

毛詩【もうし】

→詩経(しきょう)

出典　株式会社平凡社

山川 世界史小辞典 改訂新版

『毛詩』(もうし)

⇒『詩経』(しきょう)

出典　山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」

日本大百科全書(ニッポニカ)

毛詩
もうし

→詩経

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

毛詩
もうし

「詩経」のページをご覧ください。

出典　ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

世界大百科事典（旧版）内の毛詩の言及

【詩経】より

…使用語彙は，《論語》など春秋時代末期以後の文献とかなり異なり，さらに詩篇の成立事情が不明であるため，解釈に未確定部分を多くのこす。儒家の経典として，注釈に，漢代，朝廷に斉･魯･韓の三学派，民間に毛氏学派があったが，完全に伝わっているのは，毛氏の解釈(いわゆる《毛詩》)に後漢の鄭玄（じようげん）の補注を加えた《毛伝鄭箋》だけである。唐までは，孔穎達（くようだつ）《毛詩正義》を含め，このテキストが使用されたが，宋の朱熹(子)は，各篇の成立事情に関する旧説をしりぞけ，詩そのものの内容に即して理解しようとして《詩集伝》を著した。…

※「毛詩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」