比木村(読み)ひきむら

日本歴史地名大系 「比木村」の解説

比木村
ひきむら

[現在地名]浜岡町比木

南比木村の北、おさ(桜川)の支流会下えげ川流域に位置し、西は下比木村、東は上比木村。中比木村の称もあった(遠淡海地志)。正保郷帳段階の比木村が分立して成立した比木四ヵ村(→南比木村の一で、元禄郷帳では高三四一石余、国立史料館本同郷帳によると旗本高木領。宝永七年(一七一〇)比木村は金谷かなや宿(現金谷町)の助郷指定に対する免除願(桜井家文書)を提出しているが、それには高一千八〇〇石余とあり、旗本五家(石谷・宮城・三井・高木・松平)の相給とする。比木四ヵ村の村切が固定していなかったためであろう(→南比木村

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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