毒断（読み）どくだち

精選版 日本国語大辞典

どく‐だち【毒断】

〘名〙 病気の折、身体の害となったり、薬効の妨げとなったりする飲食物を避けて食べないこと。どくだて。〔文明本節用集（室町中）〕

※咄本・九行整版本昨日は今日の物語（1636）上「くすりをあたへ、いろいろのどくだちをかきつけけるに」

どく‐だて【毒断】

〘名〙 ＝どくだち（毒断）

※浄瑠璃・賀古教信七墓廻（1714頃）桜祭文「殊に初(うゐ)の子ひはづ者、どくたてして息災に、介抱頼み参らする」

出典　精選版 日本国語大辞典