母韻(読み)ぼいん(英語表記)assonance

翻訳|assonance

精選版 日本国語大辞典 「母韻」の意味・読み・例文・類語

ぼ‐いん ‥ヰン【母韻】

※小学日本文典(1874)〈田中義廉〉一「アイウエオの五字を、母韵と云ひ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「母韻」の意味・わかりやすい解説

母韻
ぼいん
assonance

類音ともいう。語と語の間の母音類似をいう。 free as a breeze,high as a kiteのように,慣用句においてよく用いられる。詩においては頭韻子韻と並んで装飾的に用いられる。 12世紀に脚韻が導入される以前のフランス詩においては母韻が行末に用いられた。スペインポルトガルの詩では後代まで重用された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

普及版 字通 「母韻」の読み・字形・画数・意味

【母韻】ぼいん

母音。

字通「母」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android