母衣串(読み)ホログシ

デジタル大辞泉 「母衣串」の意味・読み・例文・類語

ほろ‐ぐし【母衣串】

室町時代以降、母衣の中に入れたかご。風にふくらんだ形にするためのもの。

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精選版 日本国語大辞典 「母衣串」の意味・読み・例文・類語

ほろ‐ぐし【母衣串】

〘名〙 ほろをかける際に中に納める籠(かご)。風にふくらんだ形を示すために、棹の周囲に竹や鯨骨製の串をたわめ曲げて提灯風にこしらえた指物
※備前老人物語(17C前か)「母衣串をこしらへ、ここかしこに金具をつかひ」

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