母斑とは/母斑症(読み)ぼはんとはぼはんしょう(英語表記)(Nevus / Phacomatosis)

家庭医学館 「母斑とは/母斑症」の解説

ぼはんとはぼはんしょう【母斑とは/母斑症 (Nevus / Phacomatosis)】

母斑とは
 母斑(あざ)は、生まれつき、あるいは生後のいろいろな時期にできる、限局性の(場所が限られた)皮膚の色や形の異常です。
 ある程度まで徐々に大きくなり、その後変化しないことが多いのですが、自然に消えるものもあります。
 母斑の原因は、胎生期(たいせいき)の発生異常でできた細胞が、いろいろな時期に増殖するためと考えられています。
母斑症とは
 母斑症は、皮膚に「あざ」がたくさんできるだけでなく、脳や目、その他内臓にさまざまな病変をともなうものです。「あざ」と同様、いろいろな時期に病変がおこります。
 その多くは皮膚と中枢神経系に異常をおこすため、神経皮膚症候群(しんけいひふしょうこうぐん)とも呼ばれます。遺伝する母斑症もあります。

出典 小学館家庭医学館について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android