残雁(読み)のこるかり

精選版 日本国語大辞典 「残雁」の意味・読み・例文・類語

のこる【残】 雁(かり)

春になっても、まだ北へ渡って行かないで残っている雁。また、秋になっても北陸地方にとどまり、南へ渡らないで残っている雁。《季・春/秋》
※無言抄(1598)下「残る鴈 秋なり。帰鴈の残る心な一向不謂。こし路にのこりてをそく渡る心なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「残雁」の読み・字形・画数・意味

【残雁】ざんがん

群れにおくれた雁。唐・白居易〔村雪夜坐〕詩 寂たり、深村の夜 殘雁、中に聞ゆ

字通「残」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android