残留(読み)ザンリュウ

デジタル大辞泉 「残留」の意味・読み・例文・類語

ざん‐りゅう〔‐リウ〕【残留】

[名](スル)残りとどまること。なくならずに残っていること。「野菜残留する農薬」「残留部隊」
[類語]残存名残残り残品残部残務残余とどまる

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精選版 日本国語大辞典 「残留」の意味・読み・例文・類語

ざん‐りゅう ‥リウ【残留】

〘名〙 残りとどまること。あとに残ること。また、その残ったもの。居残り。
舎密開宗(1837‐47)内「酸化銕〈礬紅〉は器底に残留す」
※近代批評の意義(1906)〈島村抱月〉「同一感情が其のまま其処に残留し永続することとなる」

のこり‐とどま・る【残留】

〘自ラ四〙 あとに残ってその場所にいる。また、生き残る。残留(ざんりゅう)する。
源氏(1001‐14頃)玉鬘おいの身ののこりとどまりたるもいと心うけれど」

のこし‐とど・む【残留】

〘他マ下二〙 =のこす(残)
※観智院本三宝絵(984)上「遊び物を所々に遺し止めたり」

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普及版 字通 「残留」の読み・字形・画数・意味

【残留】ざんりゆう

残る。

字通「残」の項目を見る

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