残物(読み)のこりもの

精選版 日本国語大辞典 「残物」の意味・読み・例文・類語

のこり‐もの【残物】

〘名〙 あとに残っている物。あまりもの。ざんぶつ。
※宇津保(970‐999頃)蔵開上「女一の宮の御うぶ屋ののこりものとてたまへるぞや」

ざん‐ぶつ【残物】

〘名〙 のこりもの。あまりもの。
※俳諧・文政句帖‐五年(1822)四月「残物のこそ酒盛りや夏坐敷」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「残物」の意味・読み・例文・類語

ざん‐ぶつ【残物】

のこりもの。あまりもの。
[類語]残り余り残余残部剰余余剰余分余裕余計端数おこぼれはした半端ざん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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