残波岬(読み)ザンパミサキ

デジタル大辞泉 「残波岬」の意味・読み・例文・類語

ざんぱ‐みさき【残波岬】

沖縄県、沖縄本島中部にある岬。中頭なかがみ読谷よみたん村に属し、東シナ海に突出する。北側に高さ約30メートルの琉球りゅうきゅう石灰岩からなる断崖が1キロメートル続く。近くの残波ビーチや座喜味ざきみ城跡とともに観光地。岬付近は魚類が豊富で好い釣り場。

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日本歴史地名大系 「残波岬」の解説

残波岬
ざんぱみさき

沖縄島中部西海岸、読谷村北西端にある岬。第四紀の琉球石灰岩の段丘群のへりにある。岬先端の経緯度は北緯二六度二六分一一秒、東経一二七度四二分四八秒。正保国絵図には「おにし崎」とある。「ペリー艦隊日本遠征記」所載の地図にGama Satchi、明治六年(一八七三)の「南島水路誌」に「山谷崎」とみえ、一八八六年の「寰瀛水路誌」に「山谷埼 一名於仁志埼 洋名スロートン」とある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「残波岬」の意味・わかりやすい解説

残波岬
ざんぱみさき

沖縄県沖縄島中部,読谷村(よみたんそん)の東シナ海に突出する岬。琉球石灰岩の台地で,南に緩傾斜し,北に絶壁海食崖をつくる。恩納岳おんなだけ。363m),読谷岳(約200m)の山並みを背景に,雄大な眺望もち,岬は公園となっている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「残波岬」の意味・わかりやすい解説

残波岬
ざんぱみさき

沖縄県、沖縄本島中部の読谷村(よみたんそん)にあり、東シナ海に面する岬。古来から那覇港に出入りする船はこの岬を境にして方向を転ずる。岬一帯は琉球(りゅうきゅう)石灰岩からなる断崖(だんがい)で、沖縄有数の釣り場となり、晴天時には慶良間(けらま)列島粟国(あぐに)島、渡名喜(となき)島が眺望できる。近在サンゴ礁座喜味城跡(ざきみじょうあと)とともに観光地となっており、灯台が設置されている。

[目崎茂和]

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事典・日本の観光資源 「残波岬」の解説

残波岬

(沖縄県中頭郡読谷村)
新おきなわ観光名所100選」指定の観光名所。

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